まりりん様(30-35歳)
Q先日陽性反応が出たのですが、心拍確認後8週で流産となりました。
妊娠まで、サプリメントの摂取、鍼灸治療、漢方、整体を一年近く続けていました。
その他、軽い運動、ウォーキング、柔軟体操もするよう心掛けていました。
また、妊娠判定後はつわりもあり、漢方と整体、鍼灸も続けていたのですが・・・
今後は、体を休めて2回生理後に体外受精に挑戦する予定ですが、この2ヶ月間、自分でどのようなケアをしていけば良いのかアドバイス頂けたらと思います。
よろしくお願い致します。
A今までやってこられたことを続けましょう。
こんにちは。ながいきや本舗の松村と申します。
この度は「こうのとりの相談室」にご質問を頂戴し、心より感謝申し上げます。
これから2ヶ月のケアですが、まずは今までやってこられたことをされるのが、一番だと思います。
なぜなら、それで着床・妊娠できたからです。
つまり、サプリメント、鍼灸治療、漢方、整体、運動、ウォーキング、柔軟体操、などを、自信を持って続けてまいりましょう。
その上で、妊娠維持のために、もしまだ検査されていなければ「慢性子宮内膜炎」の検査をおすすめします。
こちらに詳しくご説明しておりますので、ご参照いただけると幸いです。
▼妊活ブログ:着床しないと思ったら慢性子宮内膜炎検査
https://kounotori.nagaikiya-honpo.com/blog/20160706-2/
なお、葉酸ですが、葉酸は流産防止目的もありますが、一番の目的は「胎児の神経管閉鎖障害のリスク低減」です。
おなかの赤ちゃんの元気なからだつくりのために、少なくとも妊娠一ヶ月前から妊娠3ケ月までは、日常のお食事のほかにサプリメントとして、一日400μg(食事性葉酸の場合は800μg)とることを、厚生労働省もすすめています。
なので、妊娠を望む女性は生理周期に関わらず、葉酸は継続して摂ってください。
こちらもご参照ください。
▼妊活ブログ:日本先天異常学会から葉酸サプリ摂取の呼びかけ
https://kounotori.nagaikiya-honpo.com/blog/20170629-2/
でもなにより一番大切なのは「ニュートラルな気持ち」かもしれません。
不妊治療の第一人者のリプロダクションクリニック大阪・東京の松林秀彦先生も「妊娠にはニュートラルな気持ちで」とおっしゃっています。
またクリニックでの治療だけでなく、旦那様の状態に問題がなければ、性交渉を増やすことは妊娠の機会を増やすことにもなりますね。
頑張っただけ、休む。休んでからだが整ったら、また頑張れる。
バランスも大事だと思います。
「ニュートラルな気持ち」「バランス」は、実は実際はなかなか難しいこともかもしれません。
でも、いずれ来る子育てにおいても、大切なことです。それに子育ては、長い道のり。
頑張るだけでは、また気を張り詰めているだけでは、息切れしてしまいます。
妊活とは子育てに対応できる心とからだを作る期間ではないでしょうか。
今までされてこられたことに自信を持って、そして毎日楽しくお越しくださいね。
日本不妊カウンセリング学会認定 不妊カウンセラー 松村恭子
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