「卵子の四大衝撃」は、不妊治療のトップランナーの専門医から聞いた言葉です。
その4つとは
●老化の衝撃
●減少の衝撃
●妊孕性低下の衝撃
●個人差の衝撃
です。
この中で今回は「老化の衝撃」について説明したいと思います。
卵子の元となる原紙卵胞は、母親の胎内にいる時に500万個から700万個作られます。
それが、卵子が作られる最初で最後の機会です。
そしてすでに生まれた時には200万個に減り
更に、初潮を迎える頃には10万個から30万個に減ります。
その後、毎月どんどん減っていき、途中で作られることはありません。
つまり、母親の胎内で一旦作られた卵子が、何十年もずっと卵巣の中で「在庫」されるわけです。
機械も時がたつと錆びていきます。生地も色あせます。食べ物も腐ります。
卵子も同じです。
在庫の期間が長ければ長いほど、加齢とともに、質が低下していきます。
卵子は老化するのです。
老化する、ということは妊娠する力が弱くなっていくということ。
現代では医療の力がアシストしてくれますが、老化を緩やかにすることはできても、止めることはできません。
卵子の四大衝撃<減少の衝撃>に続きます。