寒くなりましたね。
冬は、気温は低いし、日照時間は短いし、と動くのがちょっと面倒になりがち。
東洋医学によると、冬の三ヶ月(立冬から立春まで)は「閉蔵(へいぞう)」といって、万物が戸を閉ざして陽気を潜伏させる時期。
思いや考えをからだの中に潜伏させて、できるだけそれを行動に起こさず、春まで「気」を熟成させよう、とされています。
そもそも「動かずそっとおとなしく」という季節なのですね。熊の冬眠のイメージです。
とはいえ、内にこもってばかりいると、うつうつしてしまうのも事実。
YAHOOニュースを読んでいたら「冬季うつ病」という言葉が飛び込んできました。
冬季うつ病とは、季節性感情障害とも呼ばれ、気分の落ち込みや意欲低下などは通常のうつ病と同じだそうです。
でも、睡眠や食欲については真逆で、過眠や過食に陥ります。
春になると治まり、夏場は逆に、そう状態になる人もいるとのことです。
冬季うつ病は、日本では日照時間の短い日本海側の地域、世界で北欧などに多いことから、原因の一つは日光を浴びる時間が短いことが考えられます。
それは、日光を浴びて分泌される、心の安定や頭の働きを促すホルモン「セロトニン」の分泌が減るから。
なので、気分がうつうつとして乗らない時は、まずは外に出て日光を浴びましょう。
ビタミンDも補給されて一石二鳥ですね。
そして、からだを動かしましょう。散歩してみたり、通勤で歩く距離を伸ばしてみたり。
また、食事はたんぱく質の補給がおすすめ。たんぱく質には、セロトニン生成を促すトリプトファンというアミノ酸が含まれています。
ちなみに、スウェーデン・イェーテボリ大学研究報告によると「中程度の運動と高強度運動のどちらも、慢性的な不安症状を緩和する効果がみられる」とのこと。
朝起きたらカーテンを開けて日光を浴び
たんぱく質多め朝ご飯を食べ
日光を浴びながら散歩し
バランスの良い食事を摂って
しっかり寝る
というルーティンを心がければ、うつうつすることなく、穏やかに冬が越せるでしょう。
ぜひお試しあれ!