心理的なストレスは、卵巣から血液の流れの変更をもたらし、卵子の発育能を低下させるのではないかと考えられています。
このような血液の変化を引き起こす古典的なメカニズムとして、闘争 – 逃走反応(fight or fight)と呼ばれる現象がかかわっていると考えられています。
闘争 – 逃走反応(fight or fight)とは、恐怖などのストレッサーの刺激が視床下部、下垂体に伝達し、副腎皮質からコルチゾール、アドレナリン、ノルアドレナリンというホルモンが分泌され、それらのホルモンが交感神経を刺激し、心臓機能の亢進、末梢血管収縮、血圧上昇、肝臓、筋肉にたくわえられていたグリコーゲンを分解して血糖値を上げる、などが起こる反応です。
原始時代のヒトは、この闘争 – 逃走反応を表に出してきましたが、現代ではストレスを感じても言葉を使って対応することがほとんどで、からだを使っての「闘争か逃走」を行うことはほとんどありませんね。
そうすると、ストレスがかかった際にアドレナリン、ノルアドレナリン等が分泌されても使われずに体内にとどまり、ストレスホルモンの効果が続くことになってしまいます。
結果そのことが、免疫機能の低下やからだの様々な不具合の原因となるのです。
つまり卵子の発育のためには、ストレスを避けること、ストレスがかかってもためないこと、が大切ということです。
▼参照:
日本生殖医療研究協会
監修:日本不妊カウンセリング学会認定 不妊カウンセラー 松村恭子
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