妊活ブログ:効果を上げるためには・・・それは小腸

不妊カウンセラーマツムラの妊活アドバイス

妊活ブログ:効果を上げるためには・・・それは小腸

こんにちは。神戸の老舗妊活サポート専門「ながいきや本舗」店長兼不妊カウンセラーの松村恭子です。

ようこそ、妊活ブログへ! 今回もぜひ最後までお付き合いくださいね。

さて先日、「サプリメントはどれくらい飲めばいいのですか?」というご質問を頂戴しました。

このご質問、実はよくいただきます。

サプリメントはお薬ではなくて「食品」カテゴリー、つまり日常のお食事に含まれるものですから、薬のように「この期間くらい摂れば」ということが明確ではありません。

強いて言えば、おからだの新陳代謝のサイクルは3ヶ月と言われていますし、卵子も精子も約85-90日かけて育ちますから、それらを考えると「3ヶ月」が一つの目安になると思います。

ただこれも、人によって違いますね。生活の仕方、それまでの過ごし方、食生活等々、いろいろなものが絡み合っての今のおからだですから。

その一つに「吸収」というのがあります。

「吸収率が良い」とか言いますね。

当然、吸収率が良い方が、同じものを同量食べても効率が良いわけです。

では、からだの吸収率をアップさせるには、どうしたらよいでしょうか。

まずは「吸収」を行う”ところ”から確認してまいりましょう。

どこで行う?

食べ物は、食べたままではからだに働きかけることができません。

なので、取り入れやすくするために、からだの中で作業が行われます。

すなわち「消化」と「吸収」です。

さらに、吸収された栄養素は、エネルギーやからだに必要な物質に生成されます。

それが「代謝」です。

最後に取り込まれず残った物質は「分解」され、便や尿として「排泄」されます。

つまり、消化→吸収→代謝→分解→排泄という流れで、口から入れた食べ物はからだの変化していくのですが、その役割を担う臓器はそれぞれ違います。

消化:胃・十二指腸

吸収:小腸・大腸

分解・排泄:大腸

代謝:主に肝臓

このように、今回お話する「吸収」は、小腸と大腸で行われます。

なお、小腸ではほとんどの栄養素が吸収、大腸では小腸で吸収されなかった水分とミネラルが吸収されます。

小腸の吸収の鍵になるものは

小腸の吸収の鍵になるものは

吸収しやすくするために、小腸からは消化液が分泌されていますが、この消化液には消化酵素が含まれていて、それが食物の中の栄養分を吸収しやすい形に分解しています。

そして吸収されるのですが、その鍵となるのが「腸絨毛」。

小腸の内側の粘膜は輪状のヒダで覆われています。

このヒダに腸絨毛と呼ばれる突起物があり、腸絨毛にはさらに微絨毛が覆っています。

この腸絨毛の内部がリンパ管や毛細血管につながっていて、分解しやすい大きさになった栄養素は、ここを通って体内に吸収されるのです。

なお吸収された栄養素は、下の2つの経路を通って全身へ運ばれ、さまざまな器官で利用されたり、貯蔵されます。

糖質、一部の脂肪酸、たんぱく質、ミネラル、水溶性ビタミンは・・・水腸の毛細血管→門脈→肝臓→静脈→心臓→全身へ

脂質、脂溶性ビタミン・・・リンパ管→胸管→静脈→心臓→全身へ

どうやって活性化を?

腸は、自律神経の「副交感神経」が優位の時によくはたらきます。

また、腸絨毛の内部がリンパ管や毛細血管につながっていることを考えると、それらの流れを悪くするようなことは避けた方がいいでしょう。

つまり

●適度な運動

●適度な休息、睡眠

●からだを冷やさない

ことが基本的に大切といえます。

さらに、吸収の前段階の「消化」がうまくいかないようでは、やはりその後の「吸収」にも時間がかかったり、うまくできなかったりするので

●バランスのよい適量の食事

●よく噛んで食べる

ことも大切になってきます。

こう見ると、小腸の働きを活性化し吸収をよくするのに、特別なことは何もありませんね。

すべて日常の生活の中で、少し気をつければよいことばかり。

結局は、いつも言う「日常の生活を大切にする」ということになります。

せっかく気をつけて摂った食事やサプリメントを無駄にしないよう、日常生活を大切にして、小腸の働きを上げていきましょう。

監修:日本不妊カウンセリング学会認定 不妊カウンセラー 松村恭子


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