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生理(月経)の悩み

生理(月経)の悩みがあるかアンケートをとったところ

一位:生理痛やからだのだるさなどの体調不良

二位:イライラや落ち込みなどの精神面の変化

三位:デリケートゾーンの肌トラブル

となったそうです。

(メディアアプリ「LOCARI」の「生理に関するアンケート」より)

このうち、一位・二位の体調や精神面の不調は、生理の最中だけでなく、生理前から出ることがあります。

生理の前の症状をPMS(月経前症候群)、生理中の症状を月経困難症と言います。

更に最近では、生理前に日常生活に大きく影響するほど精神的な症状が出ることを、月経前不快気分障害(PMDD)と呼ばれています。

 

生理は端的に言うと「妊娠するため」にあります。

生まれた時にはすでに卵巣には卵胞にくるまれた卵子が貯蔵されています(ちなみに、生まれて以降は作られることはありません。減る一方です)

その卵胞からエストロゲンというホルモンが分泌されると、子宮の内膜はだんだん厚くなっていきます。

そして卵子が卵胞から飛び出しす(排卵)すると、その空になった卵胞からプロゲステロンというホルモンが分泌されます。

プロゲステロンは今度は子宮内膜をさらに厚く潤沢にしてきます。

これらはすべて、卵子と男性の精子が合体(受精)してできた受精卵を受け入れる準備です。

その後、受精卵が来なかったり、受精卵がきても子宮内膜に潜り込んで定着する(着床)ができなければ、子宮内膜は血液と一緒に膣からからだの外に流れ出ます。これが月経(生理)です。

 

生理前の不調の原因

PMSやPMDDは、主にはこれら「エストロゲン」「プロゲステロン」ホルモン分泌が原因と言われています。

月経が近づくにつれて、エストロゲンやプロゲステロンの分泌は急激に低下しホルモンバランスが大きく乱れ、加えて他のホルモンや神経伝達物質の影響などもあって、PMSの症状が起こるとされています。しかしはっきりしたことはわかっていません。

PMSの一つのむくみや眠気、倦怠感などは、水分をため込んで体温を上げる働きを持ったプロゲステロン (黄体ホルモン)の影響を受けて生じる、と考えられています。

月経前に気持ちが落ちたり、イライラしたり、気分にムラが生じるのは、セロトニンの分泌低下が原因と考えられています。

セロトニンは通称「幸せホルモン」と呼ばれていますが、月経前にはセロトニンの分泌が低下、伝達も妨げられます。その影響で月経前には気分の落ち込みやイライラを起こしやすくなります。

また、月経前には血糖値を下げるインスリンというホルモンの効果が低下します。

それによって通常より大量のインスリンが分泌され、食後数時間で低血糖を起こしやすく、無意識に普段よりも甘いものや間食をとってしまって太りやすくなり、にきびなどの肌荒れや便秘などを起こす原因になります。

 

デリケートゾーンのトラブル

デリケートゾーンの肌トラブルについては、外的な原因が大きいです。

デリケートゾーン、特に外陰部の皮膚はとても繊細でかぶれやすく、かゆみが起きやすいです。その上、常に下着に覆われているので湿気がこもりやすい。

さらに、おりものシートや生理用ナプキンを使用するため、よりいっそう蒸れやすくなります。

肌はデリケートなのに、蒸れやすい環境下で、さらに下着や生理用ナプキンなどが長時間接触すれば、かぶれたりかゆくなったりしやすくなりますね。

現代では女性下着や生理用ナプキンの多くは、表面部分が不織布の化学繊維、中は高分子吸収体、という構造です。

「漏れない」「吸収した経血が戻らない」などの快適性に優れていますが、化学繊維はコットンに比べて肌が下着に負けてかゆみが起きる可能性が高いです。

また膣内フローラの乱れも、かゆみなどの不快感の一因に。

膣内にも実はさまざまな菌が存在し「膣内フローラ」を形成しています。いつもは善玉菌が優勢なのですが、ストレスや女性ホルモンの変動などで、悪玉菌が繁殖してしまい、かゆみや臭いの原因となってしまうのです。

 

生理中の不調の原因

月経困難症の内お腹の痛みは、子宮の筋肉が伸び縮みしておきる、とされています。

不要になった子宮内膜をからだの外に押し出すために、子宮内膜でプロスタグランジンという物質が作られるのですが、この量が多くなると、子宮の収縮も強くなり生理痛がひどくなります。

ただ他にも原因があります。それが「子宮筋腫」「子宮内膜症」「子宮腺筋症」です。それぞれ特徴の一つが「生理痛がひどい」ということ。放っておくと不妊の原因にもなります。

なので、生理痛がひどい場合は我慢をせずに、一度婦人科で診察を受けましょう。

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