血流が悪いと何故悪いのか

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血流が悪いと何故悪いのか

血流と免疫力との深いかかわり

「免疫力」という言葉は、今や日常的に使われていますね。

「免疫力」とは、病気にならないように体を守ったり、病気になっても治癒・快復したりすることができる力です。

そして、免疫力の鍵となるのが、血液中の「白血球」です。

そもそも血液は、私たちの体を構成する約60兆個もの細胞に栄養と酸素を送り届け、かわりに老廃物を持ち帰る働きをしています。

その血液の中に、免疫機能を持った白血球が存在し、その白血球が体の中をめぐることで、体の中の異物をパトロールしているのです。

もし、血流が悪いと、細胞に必要なものが届かないだけでなく、白血球も巡らなくなるので、体内にウィルスや細菌などの異物が入ってきても、素早く駆除してくれる役目の白血球が集まりにくくなり、異物に負けて発病しやすくなってしまいます。

それが免疫力の低下です。つまり、血流が悪いと免疫力が落ちてしまうのです。

この血流が悪いと、体温は上がりません。

そして「低体温」は、免疫力低下だけでなく、生命活動の基本である物質代謝やエネルギー代謝にも大きな影響を及ぼします。

低体温で太りやすい体質に

1日に使用する基礎代謝量は、一般的に1200Kcalといわれています。

一方、体温が1℃低下すると基礎代謝能力が12%低下するといわれています。

つまり、1日あたりおよそ140kcalが消費できなることになります。この低体温により、太りやすくやせにくい体質になってしまうのです。

低体温で酵素の働きが50%低下

この代謝に重要なのが「酵素」です。

この「酵素」という言葉も、日常的に聞かれるようになりましたね。

酵素は、生命活動を続けるために必要な要素で、3000種類以上もあり、体温が36.5℃のとき酵素の働きは最も活性化されます。

その役割は、体内の化学反応をスムーズにすること。酵素が機能することで、体内での化学反応がスムーズになり、正常な代謝が行われます。

でも、この酵素がうまく機能しないと、どうなるでしょうか。

化学反応がスムーズに行われないので、食べても消化吸収ができなくなります。

それはつまり、食物などから摂った栄養素を十分に利用できないことになり、老廃物をうまく分解できないなど、体の働きが停滞することになります。

他にも

・脂質の分解酵素が働かないので、肥満が解消されない。

・糖を代謝する酵素が働かないので、エネルギーの産出ができない。

・タンパク質の合成酵素が働かないので、必要な物質が作られない。

・遺伝子修復酵素が働かなければ、遺伝子は傷ついたまま。そこから異常なたんぱく質が生まれ、がんやアルツハイマー病なども発症しかねない。

など、ありとあらゆる疾患の原因になりかねない、ということになります。

健康的な日本人の平熱は36.5~37.1度と言われています。

もちろん、人によってその人の「適温」は違いますが、やはり、常に平熱が35度以下の場合は「低体温で血流が悪い」ということになり、要注意です。

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