インスリンってなに?|妊活サポート専門ショップながいきや本舗

不妊カウンセラーマツムラの妊活アドバイス

妊活ブログ:インスリンってなに?

こんにちは。神戸の老舗妊活サポート専門ながいきや本舗の店長で不妊カウンセラーの松村恭子です。

ようこそ、妊活アドバイスブログへ!ぜひ最後までお付き合いくださいね。


今回はインスリンを取り上げてみたいと思います。

「インスリン」という言葉は聞かれたことがあるかと思いますがどちらかというと、糖尿病とかご高齢の方、とかそういった領域の言葉で自分には関係ないかな、といった印象を持たれているかもしれません。

でも実は「インスリン」は妊活にも大きな影響を及ぼしています。

その辺りを中心に、お話したいと思いますが、今日はその一回目。

まずは「インスリンとはなんぞや?」から進めてまいりましょう。

そもそもインスリンとは?

そもそも「インスリン」とはすい臓にあるランゲルハンス島という組織の中にある「β細胞」というところから分泌されるペプチドホルモンの一種です。

ペプチドホルモンとはたんぱく質のもととなるアミノ酸が数個から100個以上つながった形、つまりたんぱく質のホルモンです。

食事によって、血糖の量が増えると、すい臓のβ細胞がすばやく反応してすぐにインスリンを分泌します。

分泌されたインスリンは血流によって各臓器に運ばれていきます。

同じく、口から取り入れられた血糖も臓器に到達します。すると、臓器はインスリンを介して血糖をとり込みます。

そして、エネルギーとして利用したり、たくわえたり、タンパク質の合成や細胞の増殖を促したりします。

このように、インスリンは臓器に血糖を取り込むために必要で食後に増加した血糖はインスリンによって速やかに処理され一定量に保たれているのです。

インスリンの役目とは?

インスリンの役目をまとめると

  • 全身のほぼすべての臓器細胞にブドウ糖をとり込ませる。
  • 肝臓や筋肉でブドウ糖からグリコーゲンが合成されるのを促進する。
  • 貯蔵されているグリコーゲンが分解されるのを抑制する。
  • 脂肪組織で脂肪が合成されるのを促進したり脂肪の分解を抑制する。

ブドウ糖とは、私たちの体の燃料です。おもに、ごはんやパンなどの炭水化物、イモ類や砂糖などの糖分に含まれています。

食事からとったブドウ糖が血液中に溶け込んで全身に運ばれることでエネルギーとして働き、私たちの脳や筋肉、内臓が動いて生命が維持されています。

特に脳のエネルギー源はブドウ糖だけなので脳を働かせようと思ったらブドウ糖が必要になります。

この血液中のブドウ糖を「血糖」と言います。

グリコーゲンは「貯蔵糖」です。

肝臓では、炭水化物の摂取が少なくなった場合に備えて余分なブドウ糖を「グリコーゲン」という形に変えて貯蔵します。

そしてグリコーゲンは必要に応じて、再度ブドウ糖に分解されエネルギー源として利用されます。

脂肪は、ご存知の通り食事の中の「脂質」が分解されたもので人間のエネルギー源のひとつですが余分な脂肪は全て肝臓で「中性脂肪」に合成され、皮下脂肪や内臓脂肪といった脂肪組織に蓄えられます。

この中性脂肪も、ブドウ糖が不足したときに再度分解され「遊離脂肪酸」というものになりエネルギーとして使われます。

インスリンが働かなくなったら?

インスリンの分泌量が少なかったり、分泌されても働きが悪かったりするとブドウ糖が細胞に取り込めなくなり血糖が一定の値を超えて高い状態、つまり高血糖状態が続きます

この状態がいわゆる「糖尿病」でそれをそのままにしておくとまずは、血管がもろくボロボロになり血流が悪くなります。

血液によって、ホルモンや栄養、酸素などが全身にいきわたっているのですからそれがうまく流れないとなると必要なものの供給が途絶えて全身の臓器にさまざまな障害が起こってきます。

これが「糖尿病は合併症が怖い」といわれるゆえんなのです。

この原因を作っているインスリンがうまく働かない状態をインスリン抵抗性と言います。


今回は長くなったのでここまでにしたいと思いますが「インスリン」が私たちのからだが正常に機能するために大変重要であることはよくご理解いただけたのではないかと思います。

次回は、このインスリンが妊活にどんな影響を及ぼしているかをご説明したいと思います。

どうぞお楽しみに!

監修:日本不妊カウンセリング学会認定 不妊カウンセラー 松村恭子


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