肥満がミトコンドリアの働きを弱める

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肥満がミトコンドリアの働きを弱める

妊活中、だけでなく人生通して健康を維持するための問題として、一番先に挙げられるのは、もしかすると「肥満」かもしれません。

※ここでいう肥満とは BMI値が25以上の場合です。
<BMI値=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)>

その肥満の原因の一つが「体脂肪の蓄積」。

ですが、「体脂肪=摂取エネルギー量-消費エネルギー量」と思っていませんか?

実はそうではありません。

体脂肪とは「消費できなかったエネルギーの蓄積」。そのエネルギーを作り出しているのが、ミトコンドリアという器官です。

人は「糖」と「脂肪」から、ミトコンドリアによって、実際に利用するエネルギーを作っています。

その際

・ビタミン
・ミネラル
・酵素・補酵素
・酸素

を大量に消費します。

一方、エネルギーを産出すると同時に

・二酸化炭素
・窒素廃棄物
・活性酸素
・水

という副産物を作り出しています。

それら副産物は、皮肉なことに、作り主であるミトコンドリアを傷つけてしまいます。

なので、ミトコンドリアの機能を落とさないためには、これらを排除・排泄しなくてはなりません。

でもそれがうまくいかないと、

・ビタミン・ミネラル・酵素・補酵素の不足
・二酸化炭素の蓄積
・窒素廃棄物の蓄積
・活性酸素の蓄積

状態となり、ミトコンドリアが働けなくなるため「糖や脂肪の燃料はあるが、エネルギーを作り出すことができない」ことになります。

その結果「体脂肪は蓄積されエネルギーは不足」してしまうのです。

もし

・肥満
・むくみ
・冷え
・体力の低下(疲れやすい、慢性疲労)

を感じる場合は、ミトコンドリアがうまく働いていない状態であるといえます。

このような状態で、ダイエットのために単に摂取エネルギー量を減らしても、ミトコンドリアの機能が働かずエネルギーがもともと不足しているところに、さらに必要なエネルギーが補給されないのですから、さらにエネルギー不足となり、代謝が落ちてダイエットすることは難しくなります。

もちろん、摂取エネルギーが多すぎれば肥満にもなりますので、肥満の原因がそこにあると思えば、摂取エネルギーを減らし消費エネルギーもアップさせる必要がありますが、そうしても肥満が解消されない場合は、ミトコンドリアの機能が弱っている可能性があります。それが痩せにくい原因の一つです。

痩せやすいからだ/太りにくいからだを作り、妊活をスムーズに進めていったり、健康な生活を送るためには、ミトコンドリアを活性化し、体脂肪をエネルギーに変える力を強化することが先決です。


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