こんにちは。
神戸の島にある、老舗妊活サポート専門ショップ「ながいきや本舗」店長で、不妊カウンセラーのマツムラです。
マツムラの妊活ブログにようこそ!
今回のテーマは「脱落膜化と肥満」。
脱落膜化。。。なんだか難しそうですね。数々の論文を読んでいると、時々目にする単語なのですが、ちょっと難しそう、と正直敬遠してきましたが(汗)、妊活にとっては知っておきたい言葉の一つなので、ここで頑張って(!)ご紹介したいと思います。
特に「肥満」と関係があるらしい。。。これはめちゃくちゃ気になりませんか??
それでは最後までおつきあいくださいね。
脱落膜化ってどういうこと?
「脱落膜」とは、「妊娠のために、肥大増殖し厚く柔らかく変化した子宮の粘膜」を指します。
子宮の粘膜は、エストロゲンとプロゲステロンによって肥大増殖して厚く柔らかく変化していきますが、受精卵の着床によって「脱落膜」となります。
後には、その一部は胎盤を構成し、妊娠が進み分娩後に剥離脱落するので、「脱落膜化」と言います。
つまり、子宮内膜の脱落膜化は、着床に必要な変化であり、妊娠成立の過程の中で子宮内膜は脱落膜化しないと
いけないのです。
肥満と脱落膜化との関係
この度、アメリカでの研究によって
【肥満が子宮内膜の脱落膜化を抑制し着床率を低下させる】
ということが判明しました。
つまり、肥満であると、受精卵が子宮内膜に着地しても「脱落膜化」しないため、そのまま着床できず妊娠が成立しづらい、ということです。
以前より、肥満は
卵巣機能の低下
卵巣刺激への反応不良
卵子の質の低下
をもたらすことが報告されています。
また「多のう胞性卵巣」の原因の一つにも、肥満が挙げられています。
このように、肥満は妊娠の成立において、卵巣だけでなく子宮にも大きな影響を及ぼしている、と言うことができます。
ただし、ここで言う「肥満」とは、美容体重基準での「太りすぎ」や「ぽっちゃり」と必ずしも同じではありません。
BMI値が25以上が「肥満」とお考えください。
ちなみに、BMI値の出し方は次の通りです。
BMI値=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
肥満は、妊娠準備のみならず、妊娠中、出産・・・と一貫して妊婦に悪い影響を及ぼします。
子育て中も、肥満だと、子供の素早い動きに対応しづらいということは、想像に難くありません。
そもそも、体力的に大丈夫か、また、長く続く子育ての間ずっと健康でいられるか、ちょっと心配です。
妊活だけでなく、出産、子育てのことを考えて、妊活中に肥満は解消しておきましょう。
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ながいきや本舗店長で日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラーの松村と申します。
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