こんにちは。神戸の老舗妊活サポート専門ショップ「ながいきや本舗」店長兼不妊カウンセラーのマツムラです。
ようこそ、妊活ブログへ!今回もぜひ最後までお付き合いくださいね。
さて今回は、人工授精のタイミングについてです。
人工授精については、すでに皆さんいろいろとご存知かと思いますが、それを行うタイミングについては、実はよくわかっていないということはないでしょうか。
人工授精を行うタイミングって?
人工授精は、実際にどんなタイミングで行われているのでしょうか。
いろいろと調べてみると、クリニックによって、「排卵日あるいはその前日」だったり「排卵日」とざっくりしていたり、「排卵2日前~排卵直前」と幅をもたしてあったり、と様々でした。
それらの話をまとめたのが、神戸の山下レディースクリニックの院長・山下正紀先生のお答えでした。すなわち
「最も有効なAIHのタイミング決定の方法としては、超音波のチェックで20mm前後の卵胞を認めた時点で
1.毎日尿検査を行いLHサージが検出できればできるだけ早くAIHを行う。あるいは
2.hCGの注射をして40時間後にAIHを行う。(午前中にAIHを行うならhCGの注射は2日前の夜)
それでもタイミングを捕まえることが難しい場合は、保険的に、推定排卵時期の前後に2日続けてやってみる」
というものです。
また、リプロダクションクリニック大阪・東京の松林秀彦先生は、ご自身のブログの中で
「人工授精は、排卵と精子が入るタイミングが同じ時に、妊娠率が最も高くなるとされています。
当院では、人工授精の時間から36時間前にブセレキュアを用いて、人工授精と排卵の時間を合わせる方法を取っています。」
とおっしゃっています。
人工授精は性交渉を加えて
総合すると「排卵直前」が良いようで、より成功率を上げたければ、排卵自体を薬でコントロールする方が良いようです。
ただ、治療だけに頼らず、自分達で性交渉をする。妊娠の機会を増やすことも大切です。
(もちろん、精子の状態や性交渉ができるかどうかによりますが)
性交渉のタイミングとしては、排卵日の2日前が一番妊娠率が高いといわれていますが、排卵日は流動的ですので、できたら月経終了あたりから排卵日翌日までは、なるべく多く性交渉を行うことが、妊娠率を上げることになります。
人工授精の周期であっても、条件が許せば、性交渉も加えて、なるべく多く妊娠できる機会を増やしましょう。
なお、自然妊娠のタイミング法については、ぜひこちらをご参照ください。
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