こんにちは。神戸の老舗妊活サポート専門ショップ「ながいきや本舗」店長兼不妊カウンセラーのマツムラです。
ようこそ、妊活ブログへ!
この妊活ブログでは、エビデンスに基づいた妊活一般情報をお届けしています。
このブログを読んで、妊活中の迷いや悩み、不安や心配を少しでも軽くしていただければ幸いです。
さて今回は「妊娠初期」の症状についてです。
この時期、一番心配なのは「出血」ではないでしょうか。
ながいきや本舗のお客様で、先日ご出産された方も「妊娠初期は結構出血してしまって、すごく慌てました」とおっしゃっていましたが、考えている以上に起こりえることなのかもしれません。
胎盤を作っているサイン
いつも勉強させていただいている、リプロダクションクリニック大阪の松林秀彦院長先生は、ブログでこうおっしゃっています。
「妊娠初期には、胎盤の細胞(絨毛)は、血管の豊富な子宮内膜にどんどん侵入していきます。出血するのはあたりまえの現象、「胎盤を作っていますよ」というサイン、であると考えられます。決して流産のサインではありません。あわてず、さわがず、冷静に居て欲しいと思います。」
必ずしも出血=流産ではない
流産の確率は全妊娠の約15%といわれていて、実はそう特別なことではありません。
その初期の流産の原因のほとんどは、胎児側の原因で受精卵の染色体異常です。つまり、流産するかどうかの多くは、受精の瞬間に決まっていて、この場合は、母体の妊娠初期の仕事や運動などが原因で流産することは、ほとんどないと言っても過言ではありません。
出血量と流産の可能性にも相関関係はなく、ここでも、必ずしも「出血=流産」ではない、ということがいえます。
落ち着いて行動を
以上の理由から、妊娠初期で、夜間、休日等に少量の出血や軽度の腹痛があっても、すぐに救急外来を受診する必要はなく、翌日あるいは予定された健診の受診で充分と考えられています。
ただし、血の塊が繰り返し出るような場合や、出血が月経時より多く、強い痛みをともなう場合には、流産に進行している結果の可能性もありますので、夜間・時間外であっても医療機関を受診しましょう。
切迫流産とは
胎児が子宮内に残っており、流産の一歩手前である状態を「切迫流産」と言います。
でも慌てないでください。実際に流産してしまうのは一部で、妊娠継続できる可能性がありますので、過剰に心配する必要はありません。
なお、妊娠12週までの切迫流産に対し、流産予防に有効な薬剤はないといわれています。また、子宮の中に血液のかたまり(絨毛膜下血腫)がある場合は、安静が有効との報告もあります
突然の出血は、わかっていても、やっぱりびっくりします。特に時期が時期だけに、心配や不安が襲ってくるのは、当然のことです。
でも、このように第一人者の先生がおっしゃっているのですから、まずは落ち着きましょう。
そして、やはりいろいろな事が考えられるので、クリニックに電話して看護師さんやドクターに相談しましょう。
必ず、対応法を教えてくれます。
くれぐれも、決してネットで検索しまくらないように。
ネットは玉石混交です。都市伝説もたくさん混じっています。どれが本当かわからない。不安が高まるだけです。
出血だけではなく、何か心配なことがあったら、むやみなネット検索は絶対止めて、必ずクリニックに電話。
プロに確認しましょう。
参照:
松林秀彦先生 ☆妊娠初期の出血は大丈夫?
日本産科婦人科学会
監修:日本不妊カウンセリング学会認定 不妊カウンセラー 松村恭子
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ながいきや本舗店長で日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラーの松村と申します。
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