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卵子の四大衝撃:妊孕性低下の衝撃

これまで

卵子の四大衝撃:老化の衝撃
卵子の四大衝撃:減少の衝撃

とお話してきました。
今回は妊孕性、つまり妊娠する力は低下する、というお話です。

妊孕性とは、生存力のある子孫を作ることができる能力を意味します。

ヒトにおいては、男性がかかわる因子としては、性交できる能力、精液の量、精子の濃度、精子の運動率などが挙げられますが、
女性にかかわる因子としては、卵子の質、排卵の有無、卵管通過性、子宮内膜の状態などが挙げられます。

この妊孕性は、男女とも20-24歳をピークとし、その後年を取るとともに低下しますが
低下の程度は、男性よりも女性の方が著しく、30代後半から劇的に低下します。

それは、体外受精や顕微授精などの高度生殖医療をもってしても、です。

下図は、高度生殖医療の妊娠率・出産率・流産率のグラフです。
ご覧いただくとわかるように、35歳辺りから妊娠率・出産率は急激に下がり、代わりに流産率が大きく上がります。

卵子の四大衝撃:個人差の衝撃に続きます。

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