こんにちは。
神戸の「島」(!)にある老舗妊活サポート専門ショップながいきや本舗の店長で不妊カウンセラーの松村恭子です。
ようこそ、妊活アドバイスブログへ!
ぜひ最後までお付き合いくださいね。
貴方は、「これを食べたら妊娠する」というものがあると思いますか?
答えは、残念ながら「NO」。
それがあれば、苦労しませんね(涙)
とはいえ、妊娠しやすいからだを作るために、一番大切なのはやはり「食事」。
それも、健康の基本と同様「バランスよく適量」というのが大切です。
でも「バランスよく適量」って結構抽象的ですよね。
結局、どうしたらいいか、わかりません。
そこで今回はその「目安」をご紹介したいと思います。
参考にさせていただいたのは、2012年の日本不妊カウンセリング学会での永井クリニック栄養科長の松本桃代さんのお話です。
食事バランスって?
まず参考にしたいのが
厚生労働省と農林水産省から発表されている
コマ型のバランスガイド。
これは、一日の食事の理想的な構成をコマで表したものです。
まずは、コマ本体を一日の食事、中心軸は水分、コマをまわす動力を運動、とし
従来の伝統的な日本の食事形態を基本に代表的な料理を、「主食」、「副菜」、「主菜」、「牛乳・乳製品」、「果物」の5つに分類し「コマ」の上から下へ、摂取量の多いものから少ないものの順に並べ一日の摂取目安量を「○つ(SV)」という単位で表しています。
※SV = Servingの略 1Servingは各料理の一皿分の標準的な量)
ちなみに、各料理の1つ(SV)に相当する重さは、主食(炭水化物)40g、副菜(野菜)70g、主菜(タンパク質)6g、牛乳・乳製品(カルシウム)100mg、果物(果物)100gとしています。
例えば「主食」の場合一日分の目安は「5-7つ」。
小もりのご飯は「1つ」換算なので一日、こもりのご飯を「5-7杯」食べていいよ、ということになります。
だからと言ってこのコマは、老若男女の区別はありませんし運動量の違いも反映されていませんので先程の「小もりのご飯にしても」運動しない40代が毎日ご飯7杯食べて適量か?といわれると、それはどうかな、と思いますが・・・
バランスは手で
ということで、国が発表している「コマ」はわかりやすいようで、少々わかりにくい。
そこで、永井クリニック栄養科長の松本桃代先生は【バランスは手で】と提案されています。
つまり、毎食ごとの各料理の分量を「手」を使って計っていくのです。
その目安がこちら。
○ 主食(ごはん、パン、麺) ⇒ 両手一杯分 (パンだと6枚切り1枚分)
○ 副菜(野菜、きのこ、いも、海藻類) ⇒ ふんわりと両手一杯分
○ 主菜(肉、卵、魚) ⇒ 片手一杯分
○ 果物 ⇒ 片手一杯分
ここでいう「両手」「片手」とは食べる人の「手」。
作る人の手ではありません。
なので、子供と大人では当然食べる量が違ってきます。
これだと目安が簡単ですね。
頭にも思い浮かべやすく、また食べているときも、気をつけやすいです。
そして、食べ方は
おかず ⇒ 野菜 ⇒ ごはん
そして、できたら「一人」ではなく誰かと一緒に、語らいながら、よく噛んで。
更に、楽しい、ありがたい、嬉しい、おいしい!と思って食べる。
そうすると、吸収も良くなりますし「食べたりない」ということもなくなって食べすぎも防げます。
その他、松本先生はこのようなことも教えてくださいました。
・食べた物の7~8割がからだに残る。
・免疫力アップには、腸内細菌(善玉菌)の数を増やすといい。ヨーグルトなどの乳酸菌を一日200mgくらい摂ると良い。
・ヨーグルトの場合、メーカーが同じほうがいい。頻繁に変えるのではなく、3週間くらいは同じメーカーのものを食べて変わらなかったら、他のメーカーに変える。
・果物の果糖は、血糖値は上げないが、すぐに太る。太りたければ、毎食たくさん果物をとるといい。
食事でからだは変わる
松本先生は「食べた物の7~8割がからだに残る」とおっしゃっていましたが先日、別の食事療法をされている先生も「食べ物でからだはすぐに変わります」とおっしゃっていました。
この二つの話は、ちゃんと繋がるのです。
つまり、食べたものの7~8割がからだに残るから食べたものによって、からだはすぐに変わる。
それはもしかすると、薬より治療より、早いのかもしれません。
また、食べたものによって治療や薬の効果が変わる、副作用の出方に違いが出るということも、確実にあります。
そして、自分自身のの食事がこれから度生まれてくる子供の運命をも決めてしまうことも自覚しておかなければいけません。
親の食事=子供の食事、です。
だって、親が子供に食べ物を与えるから。
親が、もしスナック菓子とか、甘いものとか大好きだったら当然子供にも、それを食べさせるでしょう。
そうなると、どうなると思いますか?
今、自分の食生活を見つめ、充実させることは自分のためだけではなく、旦那さんのためそして、自分の子供のためでもあります。
食生活は、自覚しないと変えられません。
でも変えると、確実にからだは変わる。
人生が変わる。
妊活期間は、その重要なチャンスだと思います。