こんにちは。神戸の妊活サポート専門「ながいきや本舗」のマツムラです。
2013年に日本不妊カウンセリング学会認定の不妊カウンセラーになり、今年で10年になります。
5年ごとに更新がありますが、更新はもちろんそのままではできません。
更新させてもらうためには、この5年間で学会が主催する講座に規定の回数以上出席しないといけないのです。
つまり、資格を取ったらおしまい、ではなく、その後ずっと勉強し続けなければならない、ということ。
特に、生殖医療は日進月歩。
5年前の当たり前が今では違う、ということもあります。アップデートが必要なのです。
幸い、私が所属する「ながいきや本舗」は、その辺りのバックアップをキチンとしてくれますので、一年に2回ある講座に毎回出席できています。
でも一番勉強になっているのは、やはり毎日のお客様からのご質問やご相談。まるで「千本ノック」のように、私を鍛えてくれました。
これからも、お客様から学び研鑽を深めていきたいと思っています。
・・・と、前置きが長くなってしまいましたが、やっと本題に入ります。
本日取り上げたいのは「月経困難症」。一見難しいそうですが、要は生理痛のことです。
月経困難症の種類
月経困難症には「原発性(機能性)」と「続発性(器質性)」があり、子宮内膜症や子宮筋腫など痛みを引き起こす原因がわかっているものは「続発性(器質性)」で、これはその原因を治療することが解決の近道となります。
一方、なんら原因はわからないけど生理のたびにお腹が痛い、寝込んでしまったり会社も休むくらい、というのは「原発性(機能性)」月経困難症。
この「原発性(機能性)」の生理痛の原因は、子宮内膜より産生されるプロスタグランジン(PG)という生理活性物質が多量の分泌することで、子宮筋が過度に収縮し、血管の攣縮や子宮筋の虚血などが引き起こされるものによる、と推測されています。
月経困難症の対処方法
日本産科婦人科学会は、原発性(機能性)月経困難症の対応と治療として以下を挙げています。
・腰や下腹部を暖めたり,ストレッチ運動などで骨盤の血流を良くする
・疼痛に対して鎮痛剤の速やかな投与
・子宮発育不全に伴う月経痛には鎮痙薬の投与
・経口避妊薬(OC)は保険適用はないものの,鎮痛薬が無効の場合にしばしば有用
・漢方薬投与は鎮痙効果や血液の循環を良くして有効
・心理的要因に対しては,月経をネガティブに考えないような指導、カウンセリングや時に精神安定剤が有効
・婦人科を受診して,器質的疾患の有無をみる
この中で、自分でいますぐできるものとしては、一番上の「腰や下腹部を暖めたり,ストレッチ運動などで骨盤の血流を良くする」ことです。
生理中こそ温めて
生理中は、「温めると余計にたくさん出血してしまって、下着や寝具を汚しちゃうんじゃないか」と心配になりますが(少なくとも私はそうでした)、痛みなどの症状は、子宮筋が過度に収縮して血流が悪くなることで引き起こされる面がありますので、逆に温めて、子宮動脈の血管抵抗を抑えることで痛みを軽減させることができます。
例えば、お風呂にゆっくりつかる。これまた、出血量が増えるんじゃないの?と心配になりますが、実際には変わらないそうなので、安心してください。
また、軽く歩くとかも良いと思います。
それでもやはり不安な場合は、遠赤外線治療器などの温熱療法を利用するとよいでしょう。
その際は、単なる遠赤外線器具ではなくて、血流改善や疼痛緩和効果が認められた遠赤外線の医療機器を選んでくださいね。
痛みは、毎日のQOLを下げてしまいます。
生理痛は、生理が終わればなくなるとはいえ、月に一回来てしまう。つまり一ヶ月のうちの何日間は、必ず具合が悪くなるということ。
それはとってももったいないと思いませんか?
自分でできることはやって、それでも痛みが緩和されなければ、お医者様に相談しましょう。
無用な我慢は不要ですよ。
▼参照
日本産科婦人科学会誌59巻9号
▼遠赤外線温熱医療機器「サンマット」
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ながいきや本舗店長で日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラーの松村と申します。
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