こんにちは。神戸の老舗妊活サポート専門「ながいきや本舗」店長兼日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラーの松村恭子です。
ようこそ、妊活ブログへ!今回もぜひ最後までお付き合いくださいね。
妊活に鉄分は大切であることを、こちらでお話しさせていただきましたが
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同じ鉄でも種類があることは、ご存知でしょうか?
食べものに含まれる鉄には、実は2種類あります。
・肉や魚などの動物性食品に含まれているヘム鉄
・野菜や海藻などの植物性食品に含まれている非ヘム鉄
がそれです。
吸収率の違い
「鉄分」のほとんどは小腸の上部の粘膜から吸収されるのですが、吸収率は「ヘム鉄」のほうが断然高く、
「ヘム鉄」で10~20%
「非ヘム鉄」で1~6%
と、「ヘム鉄」のほうが数倍も吸収されやすいのです。
それは、構造の違いによります。
「ヘム鉄」は、鉄原子と有機化合物が結びついた有機鉄の1つで、構造は二価鉄という形をとっており、溶けやすくイオン化しやすいのが特徴です。
そのため、そのまま小腸細胞から消化吸収されていきます。
非ヘム鉄からヘム鉄へ
「ヘム鉄」の仲間には、赤血球に含まれるヘモグロビンと、筋肉色素タンパク質のミオグロビンという物質があり
◎ヘモグロビンは酸素と結びついて、全身に酸素を運ぶ
◎ミオグロビンも酸素と結びついて、筋肉組織の中で酸素を蓄える
という働きをしています。
赤身の肉や魚に鉄分が多いのは、ヘム鉄を含むミオグロビンが豊富なためです。
一方「非ヘム鉄」は三価鉄という形をとっていますが、これはサビや無機鉄の鉄イオンの仲間で、消化吸収されにくい構造になっています。
そのため、「非ヘム鉄」は消化管内で、動物性タンパク質に含まれる消化酵素やビタミンC、胃酸などの還元物質により「ヘム鉄」になることで、初めて吸収されるのです。
ヘム鉄を効率的に
昔から、日本人が摂取する多くが「非ヘム鉄」といわれています。
これは肉類よりも野菜や穀物、海藻などから鉄を摂る割合が高いからです。
当然、非ヘム鉄はヘム鉄より吸収効率が劣るわけですから、食べている鉄量は多くても意外に吸収されていないということになります。
したがって非ヘム鉄を有効に摂取するためには、ビタミンCやタンパク質を多く含む食品を一緒に摂る必要がありますし、場合によっては「ヘム鉄」のサプリメントを摂ると、効率的に鉄分を摂ることができます。
監修:日本不妊カウンセリング学会認定 不妊カウンセラー 松村恭子
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ながいきや本舗店長で日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラーの松村と申します。
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