こんにちは。
神戸にあるながいきや本舗の店長で
不妊カウンセラーの松村恭子です。
ようこそ、妊活アドバイスブログへ!
ぜひ最後までお付き合いくださいね。
ここ数年、「卵子の老化」にスポットが当たっています。
あるドクターは、妊娠のすべては「卵子の質」にかかっている
というように言われます。
もちろん「卵子の質」が妊娠成立のための最重要ファクターであることは
否定できないと、私も思います。
ただ、やはり妊娠の成立には、他にもたくさんの要素が必要で、
それがタイミングよく、しっかり機能してこそだといえるのではないでしょうか。
そういう意味では、妊娠はやはり奇跡だと思うのです。
また近年では、受精した胚をすぐに移植するのではなく
一旦凍結して、子宮の状態を良くしてから移植するという
凍結胚移植が多くなっています。
なので「受精卵はできたんだけど、移植がなかなか・・・」
というお話をよく聞きます。
「着床」→「妊娠維持」は、妊娠成立に不可欠な、最後の関門。
その関門をスムーズに通過するためは、
子宮内膜の着床環境を整備することが大切ですが、
いったいどうしたらいいの?
まずは自分のからだについて、チェックしてみましょう。
太りすぎていませんか?
BMI【=体重(kg)÷ 身長(m)÷ 身長(m)】が25以上を超えると
糖尿病因子のインスリン抵抗性が高くなっていることが考えられます。
その場合、着床率が下がることが報告されていますし、
卵子や精子の質が加速度的に低下する可能性があります。
慢性子宮内膜炎になっていませんか?
すでに妊娠や出産、流産を経験していたり、長期にわたって治療を受けてきた場合
潜在性の細菌感染により、慢性子宮内膜炎を併発している可能性も少なくありません。
この慢性子宮内膜炎は、着床障害や反復流産、または妊娠後の予後不良因子として
報告されています。
月経終了後の卵胞期の子宮鏡検査で調べることができ、認められた場合は
抗生剤投与で治療します。
ストレスはありませんか?
強いストレスは、脳下垂体からのプロラクチンの過剰分泌を起こします。
また自律神経のバランスが乱れ、ホルモン分泌や血流に大きな影響を及ぼすので
結果、排卵障害、黄体機能不全、着床障害の原因となります。
子宮内膜の血流は十分ですか?
着床期の、子宮内膜の厚み、粘膜下の血管走行分布や子宮内膜腺の発育状況を
観察し、着床に適した状態であるかを観察したいです。
特に、子宮内膜の血流評価は、その後の胚移植成績にも影響するので
子宮内膜の血流はしっかり上げておきましょう。
他にもチェック項目はありますが、まずはこの4つを確認してみてください。
そして、もし引っかかる項目があれば、改善していきましょう。
卵子の質を上げるにせよ、子宮内膜の着床環境を整えるにせよ
いまのところ「魔法の薬」はありません。
一番確実なのは、毎日の生活を整えることであり、
ここであげた4項目のような、意外と地味だったりすることなのです。
「時間がかかるのでは?」と思われがちですが
そもそもお薬を使ったところで、からだがすぐに変化するわけではなく
よしんば変化したとしたら、それには副作用という負担がかかります。
それはトータルしてみると、本当に妊娠にとって良いことなのか?
日常の食事、運動、睡眠などを充実させると、案外からだはすぐに変わります。
ただ、それを継続しないと、せっかく変わろうとしていたからだは
すぐに元に戻ります。
だから実感できないのです。
今回の4項目も、日常生活に密接に関わっています。
ぜひチェックして、より良くしていってくださいね。
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ながいきや本舗店長で日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラーの松村と申します。
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