妊活のためには、適正な体重が望ましいとされています。
ちなみに「BMI値」で言うと、20から25あたりが適正で、理想は22。
※BMI値は「体重(㎏)÷身長(m)÷身長(m)」で出せます!
なので、ダイエットをされている方もいらっしゃると思います。
ところが、「食べる量を減らしても体重が減らない・・・」
そんな経験はありませんか?
私は、あります!
実は私、かれこれ20年前、20代も終わりの頃ですが今よりも約10kg、太っておりました。
原因は「ストレス」です。
ストレスの解消を全部食べることに向けていたのですね。
ダイエットしよう!と決意したきっかけは「結婚したい!」でした。
私はずっと結婚願望が強かったのですが花の20代、それもバブルの終わりかけの時代の華やかなりし時、寿退社のラッシュを横目で見ながら彼氏もできず、男性と知り合う機会もなく、仕事ばかりしておりました。
なんで私だけ彼氏ができないの?
私のどこがいけないの?
自分を否定しそうになる気持ちをこらえ親に頼んで、お見合いしまくりました。
今でこそ「婚活」という言葉もあり行政までもがお膳立てしてくれる時代です。
いい時代になったな、と思います。
それはさておき、でも見合いをしても一向に相手は見つかりません。
一層悲嘆にくれて、一時は親までも責めました。
なんでこんなふうに産んだのよ!?
おかど違いも甚だしく、本当に親には申し訳ないことをしましたがそれだけ切実だったのです。
そうこうするうちに、ある日突然「私が結婚できない原因は太っているからだ!」という結論にたどりつきました。
きっと本質はそこにはなかったと思います。
が、それが唯一の解決方法に思えたのです。
そこから、ダイエットを開始しました。
方法は、主に、というか、食事の量を減らす、のみ。
結局一年かけて7kgやせませしたが、途中減らしても痩せない停滞期もあり挫折しそうになりました。
それはなぜだったのでしょうか。
前置きが非常に長くなりましたが、なぜ私のように「食事の量を減らしても痩せないのか?」その原因を探っていきたいと思います。
痩せる原理
太る主な原因はずばり「脂肪の過剰蓄積」ですがなぜこれが起こるかというと、それは単純です。
つまり、摂取エネルギーよりも消費エネルギーが上回っているから。
なので、摂取エネルギーを減らせば痩せていきます。
消費エネルギーは大きく分けて
◎基礎代謝量(ヒトが目を覚ましている状態で生命を維持するために必要な最小限のエネルギー消費量)・・・約60%
◎食事誘発性熱産生(食後の代謝量増加分)・・・約10%
◎身体活動量(日常生活における活動といわゆる運動)・・・約30%
の3つで構成されていますが、その内自分でコントロールしやすいのは身体活動量です。
エネルギーは主に、糖と脂肪から作られます。
その割合は、活動の強度によって違い強度が低いと脂肪を使う割合が増え、強度が高いと糖を使う割合が増えます。
強度な身体活動を行なった後は、活動中に使われた糖を肝臓や筋肉に補填するためより多くの脂肪が使われています。
つまり、活動が激しければ激しければ脂肪が使われ、痩せていくのです。
結局、痩せるためには
◎摂取エネルギーを減らす
◎消費エネルギーを増やす
という両輪が大切になっていきます。
エネルギーの作り方
脂肪や糖は、そのままエネルギーとして使われるわけではありません。
「ATP」という電気エネルギーに変換して使われます。
この変換を行っているのが細胞ひとつひとつにある「ミトコンドリア」という器官です。
ミトコンドリアは、ビタミンやミネラル、酸素、そしてコエンザイムQ10などの補酵素を使って糖や脂肪を「ATP」エネルギーに変換し、生命活動を支えているのです。
しかし、ミトコンドリアが「ATP」を作り出すのに必要な量以上の余った分は「体脂肪」として蓄えられます。
それが「太る」ということです。
なぜ痩せないのか?
そこで出てくるのが「食べる量を減らしても体重が減らない・・・」という状態。
結論から言うとその場合、先程ご説明した「ミトコンドリア」がうまく働いていない可能性があります。
ミトコンドリアは、脂肪や糖からATPを作り出すためにビタミン、ミネラル、コエンザイムQ10など酵素、酸素を大量に必要とし消費します。
そしてATP産出と同時に二酸化炭素、活性酸素、水、窒素廃棄物を作り出してしまいます。
中でも活性酸素は、細胞を錆びさせミトコンドリアの機能自体を低下させてしまうやっかいもの。
ミトコンドリアは、自分で作ったものの副産物の攻撃を受けている、ということですね。
悲しい・・・
また、食事のバランスが悪いと、ミトコンドリアの活動に必要なビタミン・ミネラルが補給されませんし、コエンザイムQ10などの補酵素が体内で生成できる量は、加齢とともに少なくなっていきます。
つまり、
◎ビタミン・ミネラル・酵素(補酵素)の不足
◎活性酸素の蓄積
があると、糖や脂肪が供給されてもミトコンドリアは機能せず「ATP」が作れなくなり行き場を失った糖や脂肪は「体脂肪」となって蓄積されていきます。
よって、食べても体重が減らない・・・
ということになるのです。
きちんと痩せるためには
きちんと健康的に適切に痩せるためには
◎食事の量を適切にする。
(☆妊活ブログ:食事、食事っていうけれど・・・ )
◎栄養補給や抗酸化作用によるミトコンドリアを活性化する。
◎消費エネルギーを増やす。
という三本柱を回す、ということが大切です。
ただ単に、食事の量を減らすだけでは
足りない栄養を補うために筋肉を分解してエネルギーを作る
↓
筋肉が落ちるので、動きづらくなり消費エネルギーが落ちる
↓
ミトコンドリア機能が落ちる。
↓
基礎代謝が落ち、体温も低くなり太りやすくなる。
という負のループに陥ってしまいます。
それに加えて、ホルモンバランスも崩れ、妊活に必要なホルモンが分泌されないことにもなってしまいます。
ミトコンドリアを活性化するためには「運動」と「空腹」が効果的でありますが(☆ミトコンドリアと健康 妊活との関わりは? )運動をして空腹状態になれば、その分食事もおいしくいただけてミトコンドリアに必要な成分が補給できます。
もし「食事の量を減らしても体重が減らない・・・」と思ったら、食事の内容を見直しながらそこに運動を取り入れてみてください。
また、栄養補給のサプリメントやコエンザイムQ10などの補酵素のサプリメントを併用するのも、さらに効率的。
どうしても「甘いものが欲しくなる」という場合は、糖質制限の食品を活用するのもありだと思います。
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