「着床の窓」が開いている、とは子宮内膜の着床可能な時期を指します。
この時期には子宮内膜の表面には受容体のようなものが出現し、受精卵を受け入れるのに最適な環境になりますが、受精卵の到着がその時期とずれると着床が難しくなるといわれています。
期間としては5、6日間程度で、排卵日を0日として排卵後7±2日と推定されていますが、妊娠しづらい場合は1-2日間と短い傾向にあるとの報告もあります。
良好な受精卵を移植してもなかなか着床しない場合、この着床の窓がずれている可能性もあるので、着床の窓が開いている期間を遺伝子レベルで調べる ERA(Endometrial Receptivity Analysis)検査がありますが、日本ではまだ普及していません。
ただ、ERA検査を実施してもその後の着床率は40%にすぎず、着床のプロセスはまだまだブラックボックスの領域です。
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