神経管閉鎖障害は、妊娠4週目から12週目の妊娠初期におこる胎児の先天異常のひとつで、脳や脊髄などのもととなる神経管がうまく作られず、管の形にならないことが原因で起こる障害です。
そのうち日本では、脊椎に癒合不全が生じる二分脊椎が大半を占めます。
二分脊椎では、生まれたときに腰部の中央に腫瘤があることが最も多く、運動や排泄に障害が起こることがあります。
また、脳が十分に形成されない無脳症(むのうしょう)などもあります。
妊娠初期は胎児の細胞増殖が盛んであり、神経管の形成期であるため、この時期に葉酸摂取が不足すると胎児の神経管閉鎖障害の発症リスクが高まることがわかっています。
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