凍結胚を移植する際、月経が不規則で排卵日が特定しづらい場合、ホルモン剤を使用して架空の排卵を作り子宮内膜を着床できる状態にして移植する方法です。
わざと排卵を起こさずに、エストロゲン製剤を投与して子宮内膜を厚くして胚移植を行います。
先に胚移植日を決定し、そこから逆算して薬剤を投与するため予定が立て易く、その間の通院も1-2回と少ないです。
また、凍結胚の状態と子宮内膜の着床状態を合わせやすいので、移植がキャンセルになる確率が低いです。なお妊娠率については、自然周期との有意差はありません。
ただ、排卵が起きないので黄体が形成されず、妊娠維持に必要なエストロゲンやプロゲステロンが自力でほとんど分泌されないため、妊娠成立後も妊娠9-12週頃まで黄体補充が必要になります。
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