別名「卵巣機能低下症」と呼ばれ、一般的な閉経(50歳前後)よりも早い40歳前後に閉経する症状です。30歳未満の0.1%,40歳未満の1%にみられ,無月経患者の5~10%を占めるとされています。症状としては、無月経や稀発月経(月経周期が通常よりも長い)、また、卵巣で卵胞の発育が見られなくなり血液中のFSHとLHの数値が高くなります。一般的には「40歳未満の続発性無月経」「ゴナドトロピン高値」「エストロゲン低値」を示す症候群とされますが、確立された診断基準はありません。直接的な原因も不明ですが、卵胞ホルモン(エストロゲン)等の女性ホルモンの分泌低下が関与していると言われています。妊娠を希望する場合は、ホルモン療法によってゴナドトロピンを正常化させ排卵誘発剤を使用する方法で、約20%に排卵がみられたとの報告もありますが、一般的には容易ではないとされています。
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