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子宮後屈の方がタイミングで気を付けたいこと

子宮は

・お腹側に傾いている「子宮前屈」
・背中側に傾いていたり背中が側に曲がっている「子宮後屈」

があります。

女性の約80%の方は子宮前屈で、20%の方は子宮後屈と言われています。

子宮後屈である原因は、ほとんどが先天性のもので病気ではありません。日常生活に支障はありませんし、何か症状があるわけでもないので、婦人科の検診で自分の子宮が後屈だとわかったということがほとんどです。
自分がそうだと気付かないまま人生を終える方も多いでしょう。

ただ、骨盤内の疾患で子宮後屈になる場合があります。その場合は、骨盤内の炎症や子宮内膜症が原因で、子宮が他の臓器や骨盤壁に癒着したために後屈したものだと考えられています。

ここで問題なのは、子宮後屈になったことではなくて、その前の「子宮内膜症」ですから、ひどい生理痛、不正出血、多量の経血、骨盤痛、月経以外での下腹部痛、腰痛、性交痛、排便痛などがある場合は、子宮内膜症の可能性もあるので、早く病院で診察を受けましょう!

子宮後屈の方で、妊活でタイミングを取られている方は、タイミングが終わった後に10~15分程度うつ伏せに寝るといいそうです。

リプロダクションクリニック大阪・東京の松林先生のブログを引用させていただきます。

子宮が曲がった方向によって、子宮の入り口(子宮口)の向きが変わってきますので、子宮口と膣壁の接触点が違ってきます。

つまり、前屈の場合は膣壁の後側に子宮口が接触し、後屈の場合は膣壁の前側に子宮口が接触します。

子宮口の周囲には凹みがありますので、膣内に射精された精液はこの凹みに溜まります。

この精液の溜まりに子宮口が接触していないと精子は子宮内に入っていけません。

さて、通常射精した後は女性は仰向けに寝ていることが多いと思いますが、仰向けに寝た状態で精液の溜まりが子宮口に接触するのは前屈の場合(左上)であり、後屈の場合には精子が入っていけません(左下)。

後屈の方は、うつ伏せに寝ると精液の溜まりが子宮口に接触(右下)します。

したがって、後屈の方は性行為の後に10~15分程度うつ伏せに寝て欲しいと思います。

単純な事ですが、これだけ実行しただけですぐに妊娠される方がおりますので、子宮後屈でタイミング治療をされている方は是非お試し下さい。

ご自身が子宮後屈とわかっていらっしゃる方は、ぜひお試しください。

ご自身が前屈か後屈か知りたい方は、クリニックで検診を受けられるとわかります。

<参考>

松林秀彦(生殖医療専門医)のブログ
☆子宮後屈の方へ ワンポイントアドバイス

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