精子は熱に弱いことは、皆さんご存知だと思います。
なので、長時間の自転車や、パソコンを膝の上で使ったり、サウナなどは避けた方が良いとされていますが、車の運転も要注意です。
リプロダクションクリニック大阪・東京の松林秀彦先生のブログによると、車の運転の姿勢は陰嚢温度を上昇させ、精液所見の低下につながるそうです。
具体的には、2時間後には1.7~2.2℃上昇し、
・毎日3時間以上車の運転をする男性は妊娠するのに長期間を要する(1996)
・タクシー運転手は正常形態の精子が少ない(1996)
・不妊症のカップルには運転手が多く運転年数に比例する(1979)
・運送業の男性は精子運動率が低く精子数も少ない(1994, 1986)
などが報告されています。
ただし、1時間運転したら、休憩して少し歩くと陰嚢温度はすぐに低下するそうです。
長時間の運転は安全面だけでなく、精子の面からも避けて、適度に休憩を取りましょう。
どうぞ今日も安全運転で!