今朝起きてFBを見たら、とてもうれしいニュースが飛び込んできました。
鳥取・米子の「ミオ・ファティリティ・クリニック」さんの「受精卵の周りを覆う「透明帯」と呼ばれるタンパク質の層を除去する治療法を施したところ、すに夫婦2組が妊娠に成功した」という発表でした。
いち早く報道したNHKによると
クリニックでは、受精卵の周りを覆う「透明帯」と呼ばれるタンパク質の層に注目。
これが受精卵の細胞の分裂を邪魔していると考え、複数の夫婦から同意を得たうえで検証を行い、受精直後の69の受精卵から「透明帯」を取り除いたところ、37.5%の36の受精卵が正常に成長したということです。
(画像はお借りしました)
その治療を施したご夫婦の中で、10回以上体外受精を行っても受精卵が育たなかった30代後半の夫婦2組が妊娠されました。
また、別の40代の夫婦2組の受精卵も正常に育ち、近々移植が行われるそうです。
FBで、院長の見尾先生は
「これにより卵子の老化により受精卵の発育がうまく続かなかった、いわゆる難治性とされるご夫婦にへの福音となり、そして、世界中の医療者をも悩ませていた問題に対し、生殖医療の次へのステップにやっと繋がる一つの突破口として、ブレイクスルーになるかと思っています。やはり、医療者として絶対に諦めてはいけない事を、また一つ、卵子や精子、受精卵から学ばせてもらったと心から思っています。」
とおっしゃっています。
何度体外受精・顕微授精を行っても、受精卵が育たないという悩みをお持ちのカップルは、たくさんいらっしゃいます。
その多くは、特に原因がわからず、それ故なのか、卵子の老化が原因、と先生から言われることが多いです。
今回のミオ・ファティリティ・クリニックさんの発表は、そういったカップルの方々の大きな福音となるのではないか、と私はとても期待しています。
参照:
ミオ・ファティリティ・クリニックHP
速報!!新たな手法により世界初の妊娠に成功!!(5月16日)