こんにちは。神戸の老舗妊活サポート「ながいきや本舗」店長兼不妊カウンセラーのマツムラです。
ようこそ、妊活ブログへ!今回もぜひ最後までお付き合いくださいね。
さて、今回は鎮痛剤について取り上げます。
妊活中は薬の摂り方も気になりますね。
今通院しているクリニックで処方されたお薬でしたら、ちゃんと指示がありますので、安心して摂れますが
他の市販のお薬を摂りたい時、摂ってもいいのかどうか、少し迷ったりされたことがあるのではないかと思います。
一番良いのは、主治医の先生に聞くことです。
でも、急ぎの時とか、クリニックに通っていない場合などは、どうしたらよいのでしょうか。
今回は、市販薬の中でも一番摂る頻度が高いと思われる「鎮痛剤」について、ご紹介したいと思います。
鎮痛剤には種類がある
解熱鎮痛薬には種類があります。
作用としては
A:痛みや発熱の原因となるプロスタグランジンの産生を抑える、つまり痛みの元を抑える作用
B:痛みの伝わりを抑える作用
の2つがあります。
薬の種類としては、「非ステロイド性抗炎症薬」「非ピリン系解熱鎮痛薬」「ピリン系解熱鎮痛薬」の3種類に分けられます。
非ステロイド性抗炎症薬
略して「NSAIDs」と称され、上記のAに当たります。
つまり、体内で炎症などを引きおこすプロスタグランジンの生成を抑え、炎症や痛みなどを抑え、熱を下げる薬です。
プロスタグランジンは、シクロオキシゲナーゼ(COX)という酵素などによって生成されるので、この薬剤は、このCOXを阻害することでプロスタグランジンの生成を抑え、痛みや炎症、熱などを抑える作用をあらわします。
なお、COX には2つのタイプがあり COX-1 と COX-2に分けられます。
COX-1 は、消化管・腎臓などに常在して臓器機能を保つ働きをしています。
COX-2は臨時に作り出され、炎症の過程に関与しています。また、排卵の際に卵胞が破裂するステップにも関わっています。そのため、排卵の際にこの「非ステロイド性抗炎症薬」を取ると、排卵を抑制することになります。
非ピリン系解熱鎮痛薬
上記の「B」に当たります。
つまり、痛みの伝わりを抑えることで痛みを鎮めたり、体温調節中枢に直接作用して、高めにセットされた体温の設定を下げることで、熱を下げる作用があります。
ピリン系解熱鎮痛薬
上記の「A」に当たり、痛みの元となるプロスタグランジンが体内で産生されるのを抑える薬です
ただ、痛みをしずめたり、熱を下げたりする作用は比較的強いのですが、炎症を抑える作用は弱いのが特徴で、COX2阻害作用は弱いものと考えられます。
妊活中はどの鎮痛剤を摂ってよいの?
いよいよ一番気になる点に突入です。
これについては、リプロダクションクリニック大阪・東京の院長で、不妊治療の第一人者の松林秀彦先生が、ブログで説明されていますので、それをまとめてみました。
ただし、先生もおっしゃっているように、これはあくまでの松林先生のご意見ですので、実際には主治医の先生がいらっしゃればその指示に従ってくださいね。
監修:日本不妊カウンセリング学会認定 不妊カウンセラー 松村恭子
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ながいきや本舗店長で日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラーの松村と申します。
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