こんにちは。神戸の老舗妊活サポート専門ショップ「ながいきや本舗」店長兼不妊カウンセラーのマツムラです。
ようこそ、妊活ブログへ。今回もぜひ最後までお付き合いくださいね。
さて、時々聞かれるのが「排卵もきちんとあるのに、なぜ排卵誘発を使うのでしょうか?」
排卵誘発剤は、名前の通り「排卵が起きにくい人に排卵を促す」ことが一番の目的ですが、実はそれだけではありません。
不妊治療第一人者の、名古屋の浅田レディースクリニック院長・浅田義正先生はご自身の著書「不妊治療を考えたら読む本」の中で、このように説明されています。
排卵誘発剤は、次のような目的で使われます。
1.排卵が起きにくい人に排卵を促す
「卵胞が育つ→排卵する」という流れを作り出すホルモンの分泌に過不足がある場合、それを薬によって整え、卵胞を排卵に導きます。
2.<体外受精の場合>複数の卵胞を育てて妊娠率を高める
卵胞が複数育てば、子どもになれる卵子と巡り合う確率が増えます。
3.排卵日を人為的に決定する。
発育期間の確保と排卵・採卵のスケジューリングのために、薬で自分のホルモンの分泌を抑え、人工的なホルモンの波を作ります。
このように、排卵誘発剤を使う目的は、排卵を促すだけではないのですね。
排卵誘発の種類はいろいろとあります。その方の状態や治療法によって種類や用量、タイミングが違います。
種類についてはこちらにまとめましたので、よろしけれご参照くださいね。