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妊活ブログ:葉酸には二種類ある

こんにちは。神戸の老舗妊活サポート専門ショップ「ながいきや本舗」店長兼不妊カウンセラーのマツムラです。
ようこそ、妊活ブログへ!
今回もどうぞ最後までお付き合いくださいね。

さて今回のテーマは「葉酸」。

妊活には必須の成分ですが、二種類あるってご存知ですか?今回は、その種類と違いについてご紹介したいと思います。

モノグルタミン酸型とポリグルタミン酸型

葉酸は、モノグルタミン酸型葉酸とポリグルタミン酸型葉酸の2つに分けられます。

ほとんどのサプリメントや加工食品に配合されているのは、合成葉酸の「モノグルタミン酸型葉酸」です。

一方、野菜や果物などの植物に含まれる葉酸は「ポリグルタミン酸型葉酸」です。「食事性葉酸」とも言われます。ホウレンソウやアスパラガスなどの植物性食品だけでなく、動物性食品であるレバーなどにも多く含まれています。

なぜ二種類あるの?

食べ物として口から摂取した「ポリグルタミン酸型葉酸」は、消化管の酵素によって消化され、「モノグルタミン酸型」となった後、小腸の上皮細胞から吸収されます。

ただ葉酸は水溶性で熱に弱いので、加熱などの調理でその量が約半分に減り、さらに体内での利用率はそこからまた半分、とされているので、食事からの葉酸「ポリグルタミン酸型葉酸」だけで十分葉酸を摂取するのは、結構難しいです。

そこで、初めから「モノグルタミン酸型」であれば、利用率も高まり無駄なく葉酸を活用できるのではないかと考え、作られたのが合成葉酸です。

実際、体内での利用効率は約85%になります。

ちなみに、厚生労働省が出す食事摂取基準は、合成葉酸である「モノグルタミン酸型」として換算されています。

葉酸の不足と過剰が引き起こすリスクは?

葉酸が不足すると、動脈硬化のリスクが高まったり、造血機能が異常を来たし、巨赤芽球性貧血、神経障害や腸機能障害などが起こります。

また、胎児の神経管形成期である受胎前後~妊娠初期までの間に葉酸の摂取が足りないと、胎児の神経管閉鎖障害のリスクが高まると報告されているため、厚生労働省でも、妊娠を希望する女性は、妊活中から一日400μgの「モノグルタミン酸型」葉酸をサプリメントとして摂るよう、推奨しています。

一方で葉酸を過剰摂取すると、発熱やじんましん、かゆみなどを引き起こすおそれがあります。

また近年では、妊婦さんが葉酸を過剰摂取すると、生まれてくる子供の小児喘息の例も報告されています。

このため、厚生労働省の食事摂取基準は、葉酸の耐容上限量を「モノグルタミン酸型」として一日1000μgとしています。

しかし、実際の体内の活用率は人によって違います。近年では、合成葉酸の「モノグルタミン酸型」は吸収率が良いだけに、長期間摂っている間に、知らずしらずに過剰摂取になっていないか心配する声が上がっています。

モノグルタミン酸型からポリグルタミン酸型へ

過剰摂取の観点から、葉酸がサプリメントなどの合成葉酸「モノグルタミン酸型」ではなく、通常の食事に含まれる食事性葉酸の「ポリグルタミン酸型」でまかなえればよいのですが、食事性葉酸の相対生体利用率は約50%と考えられているため、食事性葉酸で置き換えた場合、合成葉酸「モノグルタミン酸型」の倍の摂取が必要となります。つまり、合成葉酸での推奨量が240μgの場合、食事性葉酸では480μgとなります。

よって、妊活中の女性に推奨されているプラス400μgは「モノグルタミン酸型」葉酸として考えられているので、その分を食事性葉酸「ポリグルタミン酸型」に換算すると800μgとなります。

実際には800μgの葉酸を、毎日普通の野菜や肉からだけで摂取することはかなり難しいので、最近では、食事性葉酸が一日800μg摂取できるようなサプリメントや健康食品が開発されています。

参考資料:

厚生労働省 「日本人の食事摂取基準」(2015年版)

国立健康・栄養研究所 「健康食品」の安全性・有効性情報 葉酸解説 – 「健康食品」の安全性・有効性情報

国立健康・栄養研究所 「健康食品」の安全性・有効性情報 妊娠中の食事とサプリメントについて

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