ちょっと勉強しましたので、聞いてください!
成長ホルモン、というと、
思春期に必要なホルモンで、もう私には関係ない!、という感じがしませんか??
少なくとも、私はそう思っていました(汗)
でも、実はそうではありません。
成長ホルモンと、妊娠のためのホルモンは非常に密接な関係があるのです。
やっぱりからだは全部つながっているんですね。
その作用について、ざっくりですがご説明させていただきます!!
【成長ホルモンと妊娠】
成長のために必要な成長ホルモン(GH)は、視床下部の指令を受けて、脳下垂体から分泌されます。
↓
成長ホルモン(growth hormone(GH))の刺激によって、インスリン様成長因子1(insulin-like growth factor-1(IGF-1)が、
肝臓、骨、卵巣などにあるIGF-1受容体と結合して機能します。
↓
IGF-1は卵巣にある受容体に結合すると、卵子を取り囲む細胞の増殖を促します。
↓
IGF-1によって増殖した卵胞の細胞は、卵胞刺激ホルモン(FSH)) の 受容体(FSHを発現します。
この受容体にFSHが結合するとFSHの機能が働きます
↓
そうすると今度は、黄体刺激ホルモン(LH))の受容体(LHR)の発現が刺激され、LHと受容体とが結合し作用します。
↓
この間、卵胞ホルモン(エストロゲン)は次第に増加し、排卵時には大量に分泌され、これがLHの分泌(LH surge)を促します。
つまりざっくり言うと
成長ホルモン → IGF-1 → FSH → LH
↑
エストロゲン
となり、妊娠に不可欠なホルモンであるFSH、LH、エストロゲンの分泌には
「成長ホルモン」の分泌が欠かせない、ということがわかります。
【成長ホルモン分泌のためには】
成長ホルモンをしっかり分泌させるためには、まず「睡眠」が必要です。
それは、夜間や就寝中の副交感神経が優位なときに、成長ホルモンが分泌されるからです。
特に午後10時から午前2時まではゴールデンタイム。
なるべく、この時間に寝るようにしましょう。
また、成長ホルモンは、タンパク質が分解されて作られるアミノ酸で構成されていますので、
食べ物としてはタンパク質が重要です。
ただ、タンパク質をたくさん摂ればよい、というものではなりません。
高タンパク・高脂肪となってしまうと、肥満となってしまい、
今度は排卵障害などの問題を引き起こしかねません。
なのでなるべく高たんぱく・低脂肪のものを摂りたいところ。
おすすめとしては、鶏肉(特にささみ、胸肉)、豚ヒレ肉、マグロ赤身、かつお、しらす干し、
豆腐・納豆などの大豆製品、卵、のり、などです。
伸びやかな樹木です。「成長」のシンボル!!
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