多価不飽和脂肪酸は体内では作られません

不妊カウンセラーマツムラの妊活アドバイス

脂肪酸シリーズ:多価不飽和脂肪酸は体内では作られません

「多価不飽和脂肪酸」とは、炭素の二重結合が2箇所以上ある不飽和脂肪酸でした。

この「多価不飽和脂肪酸」は、コレステロールを減らしたり、体内で神経組織や細胞膜を作る成分になったり、ホルモンバランスを整える、など重要な役割を担っていますが、残念なことにからだの中で作ることができないので、食べ物から摂らなくてはいけません。

「多価不飽和脂肪酸」は、二重結合が最初に始まる場所によって「n-3系列(オメガ3系脂肪酸)」と「n-6系列(オメガ6系脂肪酸」に分けられます。

「n-6系列」(リノール酸、γ-リノレン酸、オレイン酸など)は、大豆油、コーン油、綿実油などに多く含まれ摂りすぎると、悪玉コレステロールだけでなく、善玉コレステロールも減らしてしまいます。

「n-3系列」(α-リノレン酸、IPA、DHAなど)は、主に魚(はまち、まいわし、にしん、まぐろ、ぶり、さば、など)に多く含まれコレステロールを減らす働きを持っていますが、酸化しやすいという短所も持っています。

日本人は昔から魚をたくさん食べていましたが、最近は食事の欧米化も進みコンビニやファストフードが増えている現状、「n-6系列」を摂りすぎて、逆に「n-3系列」は不足しがちな傾向にあります。

実はこの「n-6系列」と「n-3系列」の脂肪酸のバランスが大事でこのバランスが崩れることで、いろいろなからだの不調を招くリスクが高くなるといわれています。

特に最近は、この二つの脂肪酸のバランスが妊娠率や子宮内膜症、出産のリスク、赤ちゃんのアレルギーや知識、ママの産後うつなどに、影響を及ぼすという研究報告が多数発表されています。

例えば、

「n-3系列」の摂取が多いほど、胚のグレードが高い。

「n-3系列」の値が高いほど、妊娠率が高い。

「n-3系列」の摂取が多いほど、着床率が高い。

など、体外受精の治療成績に影響を及ぼすことが報告されています。

「n-3系列(オメガ3系脂肪酸)」は、魚だけでなく亜麻仁油(「アマ」という植物の種から抽出された油)やしそ油、えごま油にも含まれています。

ぜひお食事に取り入れて、「n-3系列(オメガ3系脂肪酸)」をしっかり摂っていきましょう。

それでも食事では摂りにくい場合は、サプリメントで効率的に摂ることをおすすめいたします。


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