生殖医療専門医の今井伸先生がこのようにおっしゃっています。
(PRESIDENT Onlineからの引用です)
「診察室へやってきた不妊カップルは、当然ながらほぼ全員が「頑張って妊活しているのに子どもができません」と訴えてきます。ところがその割にセックスの回数を聞くと「月に2~3回です」と答える夫婦がとても多いのです。
排卵のタイミングを狙いすましている、もしくは、「間を空けた(禁欲した)ほうが精子が濃くなるから」といった間違った思い込みで、”なかよし”の回数を制限している夫婦もいました。
はっきりいって、月に2~3回のセックスで妊娠しないから「不妊治療が必要だ」と考えるのは、早計といえます。」
私も、そう思うのです。
確かにセックスは、体力が要りますので、夜疲れているとなかなか大変。それで排卵周期だけ、となると、お互いに義務的になってしまい、できなかったり、したくなくなったりする、というお話は、ご相談の中でもよく聞きます。
セックスは生殖のためのものだけど、愛情表現の場でもある。
生殖のためだけのセックスは、なんだか悲しい。
悲しいと、男性もセックスの時に元気になれないし、女性も痛みがあったりして受け入れられない。
妊活のためであっても、セックスはやはり楽しんでほしいし、それが妊娠へと通じるのではないかと思います。
もちろん、卵管が通っていない、排卵できてない、精子が少ない、精子がない、などがあると、回数多くセックスしてもなかなか妊娠しないでしょう。
そんなことがないように、赤ちゃんが欲しいと思ったら、まずは病院で二人とも検査をすべきだと思います。
その上で、なにも問題がないのであれば、セックスの回数を多く。排卵周期に限らず、習慣に。
なかなか妊娠できない、、、それって、本当に不妊ですか?
セックスの回数、足りてますか?
セックス、楽しんでいますか?
2人で少し振り返ってみてほしいなと思います。