卵子と精子が受精した「胚」のゲノム(DNAのすべての遺伝情報)は、分割期胚になるまで活性化されません。
更に、新しいミトコンドリアは、胚盤胞が形成されるまで生み出されることはありません。
よって、卵子の成熟度合いが、胚(受精卵)の発育能力を決定することになります。
卵子の発育を阻害する環境因子としては、加齢、酸化ストレス、肥満、喫煙、飲酒、精神的ストレスなどが挙げられます。
一方、バランスが取れた適量の食事、運動、栄養素の摂取、ストレスの緩和などは、良い影響をもたらします。
加えて、エネルギー産出器官である「ミトコンドリア」の働きは、加齢とともに悪化します。
このミトコンドリアの働きが鈍くなることは、卵巣予備能にもネガティブな影響を与え、染色体の分離や胚の発育能などにもネガティブな影響を与えることになります。
加齢のマウスを用いた実験において、ミトコンドリアの”えさ”であるコエンザイムQ10は、ミトコンドリアのネガティブな影響を抑える作用があることが確認されています。
早期のヒトを対象とした研究も行われています。
マウスのモデルを用いたものと比較すると、小規模でその介入の期間も短いですが、やはりコエンザイムQ10には期待できる結果が得られています。
▼参照:
日本生殖医療研究協会
監修:日本不妊カウンセリング学会認定 不妊カウンセラー 松村恭子
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