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夫婦の妊活への温度差をどのように解消すればよいのでしょうか。

フレンドリー様からのご質問

Q二人目の妊活中です。不妊治療専門クリニックで検査しましたが、特に悪いところはないのですがなかなか授からず、どうしたらいいのか途方の暮れています。

主人がタバコをやめられないのも、大きなストレスになっているかもしれません。

夫婦での妊活への温度差をどうやって解消すればよいのでしょうか。


Aご夫婦でいろいろと話すことが大切だと思います。

お二人目妊活がなかなかうまくいかない、というご相談は、意外と多いです。

それについては、こちらでお話ししておりますので、よろしければお読みください。

さて、ご夫婦での妊活の温度差ですが・・・

フレンドリーさんの場合、旦那様がタバコを止められない=二人目に対する意欲が低い→夫婦間で温度差があるの?と思われているのかもしれませんね。

喫煙が男性の妊孕性、つまり精子の質を落とすことは明らか。

なので、フレンドリーさんが旦那様の態度を見て「この人は本当に二人目欲しいと思っているの?」と懐疑的になっていたとしたら、それは当然でしょう。

よろしければこちらもご覧ください。

▼妊活ブログ:”精子力”に影響を与えるのは:
https://kounotori.nagaikiya-honpo.com/blog/20180731/

私だったら「なぜ止めないの?」と詰問していること、間違いなしです。

ただ、ファイザー製薬さんの「禁煙.jp」というサイトを見ると、

「現在タバコを吸っている人のうち3人に1人が「タバコをやめたい」と思っているが、禁煙に成功している人は多くなく、外国の調査でも、禁煙に挑戦して6ヶ月以上続いた人はわずか1割ほど。」

とありますが、それは意志が弱いから?とも一概には言えないようで、ニコチン依存症が原因かもしれない、としています。

ここからは「禁煙.jp」の引用です。

タバコを吸うと、ニコチンは脳にあるニコチン受容体に結合します。

すると、快感を生じさせる物質(ドパミン)が大量に放出され、喫煙者は快感を味わうことができます。

これが、「タバコを吸うと落ち着く」「ホッとする」といった効用が得られるしくみです。

しかし、30分もすると体内のニコチンが切れて、反対にイライラする、落ち着かないなどの離脱症状(禁断症状)があらわれます。

そして、その離脱症状を解消するために、またタバコを吸うようになり、そうしてニコチン依存症になっていきます。

こうなると、タバコをやめたいと思っても、やめるのが困難になります。

ニコチン依存症から抜け出すのは、ヘロインやコカインをやめるのと同じくらい難しいといわれています。

禁煙が難しいのは、ニコチン依存症によるものですから、自分の意志の力だけで乗り越えられないのも当然といえるでしょう。

つまりフレンドリーさんの旦那様も、二人目は欲しいと思っているけど、自分の意志の力だけではどうしても禁煙できない・・・という状態なのかもしれません。

喫煙について、その辺りを旦那様に確認したいところですが、それは同時に「二人目に対してお互いに本当はどう思っているのか?」を確認しあう作業でもあるのです。

「夫婦の温度差」を埋めるには、やはり丁寧にお互いに話を重ねることが大切だと思います。

とかく夫は、妻と話すことをめんどくさがったりしますが(それは私のところだけでしたら、ごめんなさい)、それは妻がすぐ感情的になって収集がつかなくなる、と嫌がっているからかもしれません。

なので今までの経験でそう思う節があるのなら、「今回はそうではない、冷静に。そして一番の目的は、お互いの思いを一緒にすること。だって子供は貴方と授かるものだから」のような自分の心構えを、きちんと伝えてみてはいかがでしょうか。

京都の不妊治療クリニック「田村秀子婦人科医院」の田村秀子先生は、このようにおっしゃっています。


「妊娠」に対する考え方や思いは、男女差があって当たり前です。

もともと思考の傾向が違う上、女性は思春期の頃から生理があり、生理が妊娠の準備だと聞かされ、意識させられてきました。

でも男性は妊娠や父性を意識したり考えたりする機会がほとんどありません。

また父性と母性の性質も違い、母性=本能ですが、父性=理性です。男性の「自分が親である」という意識は、後からついてくるものなのです。


これは、既にお子さんがいらっしゃる場合でも変わらない、男性の仕組みです。

そういう心づもりでいたら、やはり男女の温度差を埋めるには、お互いに話すことしかないのではないでしょうか。

二人目ついてはもちろん、今いる一人目のお子さんの子育てについて、二人にとって家族とは、子供が巣立ってからの夫婦二人の生き方・・・

話すことは、いろいろとあるでしょう。なぜなら、二人目について考える、ということは、家族の今、そして未来を語ることに、どうしても繋がるからです。

夫婦とはいえ、別の人間。お互いにわかっているようで、実はわかっていないことの方が多いです。

ぜひ、ざっくばらんに、腹を割って、大事な家族の将来を明るく思い描きながら、話していただき、二人の思いを近づけていってくださいね。

日本不妊カウンセリング学会認定 不妊カウンセラー 松村恭子


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