ニチモウバイオティックス株式会社はこの程、原料として支給している麹菌発酵大豆胚芽抽出物(AglyMax®)に子宮内膜症の抑制作用があることを確認した、と発表した。
本研究は、京都府立医科大学産婦人科教室(北脇城教授)と共同で実施し、2017年4月13日から16日まで広島で開催された第69回日本産婦人科学会学術講演会で研究成果を報告した。
麹菌発酵大豆胚芽抽出物(AglyMax®)の摂取による、ヒト子宮内膜症間質細胞、および、子宮内膜症モデルマウスにおける影響を評価した。
その結果、同抽出物の摂取により、ERβ-NF-kB経路を介して子宮内膜症の細胞増殖を抑制し、さらに子宮内膜症モデルマウスの病変形成を抑制することが確認された。
なお、このように麹菌発酵大豆胚芽抽出物(AglyMax®)では、メカニズムを含め子宮内膜症の病態に対する治療的効果が確認されたが、他の配糖体イソフラボンでは同様の効果は確認できなかった。
ニチモウバイオティックス株式会社では「今回の研究成果により、麹菌発酵大豆胚芽抽出物(AglyMax®)が、子宮内膜症に悩む女性に対して効果がでることを大いに期待する」とコメントしている。